東野圭吾さんの小説を原作とするドラマ『危険なビーナス』。
1話目から原作と違う点が多いことが話題になり、回数が進むごとにどんどん原作とかけ原離れた展開に・・・!
小説はドラマと比べてもテンポが早く、特に後半は情報量がすごく多いのに、このままオリジナルストーリーを盛り込んでいて原作の犯人や結末にちゃんと辿りつけるのでしょうか?
この記事では危険なビーナス|犯人や結末も原作と違うのか?着地点はどこ?と題して、『危険なビーナス』のドラマでの犯人や結末について考察していきます!
ネタバレ含みますので知りたくない方はご遠慮下さい!
Contents
危険なビーナス|犯人や結末も原作と違うのか?
ドラマ『危険なビーナス』は原作と犯人や結末が違うのか考察してみました。
結末は原作と違う?
ドラマ『危険なビーナス』は全10~11話と言われています。
既に3話までが放送を終えているため、通常通りのドラマの進捗でいけば残りは7~8話。
残りたった7~8話で原作の後半に詰め込まれている謎の解き明かしが全て再現されるとは到底思えない進み具合です。
そもそも『危険なビーナス』の根本的な謎は次の通り。
- 明人の失踪に関わった人物は誰?
- 楓の正体は本当に明人の妻なのか?
- 伯朗の母親は本当に事故死だったのか?
- 矢神家の遺産の「重要な物」とは?
これらの謎は『危険なビーナス』の根本的な骨組みとなるためドラマも原作も一致していますし、原作ではこれらの謎が複雑に絡み合い後半は次々と驚きの事実が判明していきます。
しかし、ドラマ『危険なビーナス』ではまだ3話にも関わらずオリジナルの謎がどんどん発生。
- 矢神牧雄をエスカレーターで突き落としたのは誰か
- 楓が八神家で地下室に閉じ込められる
- 楓が階段から何者かに突き落とされる
- 祥子が失踪
原作と違う部分はまだまだたくさんありますが(むしろ回ごとのストーリーはほとんどオリジナルストーリー)、上記は物語の根本的な骨組みに関わってくる大きすぎる違いです。
しかも楓を閉じ込めた犯人は明人を好きだった嫉妬心からの百合華のしわざで、楓を階段から突き落としたのはこちらもまた明人を好きだった百合華の友人であったことが、あっさりと3話で判明。
ストーリーが脱線しまくり、全く根本的な謎の真相に近づきません・・・!
『危険なビーナス』の真相の要となる「後天性サヴァン症候群」の話もほとんど出てきていないのも気になります。
このペースのまま行くと、原作のかなり複雑な謎解きが全て解明されるとは到底思えず、結末は原作と違ってくる可能性が考えられるのではないでしょうか?
犯人も原作と違う?
ドラマと原作で犯人が違うという事はあり得るのでしょうか?
2020年1月から3月にかけて放送されたドラマ『テセウスの船』は、原作と犯人が違うことで話題になりました。
『テセウスの船』も『危険なビーナス』と同じTBS系の日曜9時からのドラマでしたね。
そのためドラマと原作で犯人が違う可能性もあり得なくはないという事になります。
しかし、ドラマの1話では明人の部屋の写真に「小泉の家」が飾られていましたし、伯朗の父親が最後に描いていた「不思議な絵」も触れられていました。
また牧雄氏は康治氏の遺産の中にある物を探していて、原作では人に知られないようこっそりと探していたのに、ドラマでは「兄貴はもっと価値のあるものを持っていたはずだ!」と騒ぎたてるという違いはあったものの、探しているものは康治氏の「研究データ」であることは間違いなさそうです。
おそらく、「小泉の家」と「伯朗の父が最後に描いた絵」と「牧雄氏が探している研究データ」がドラマでもちゃんと出揃っているのであれば、犯人はさすがに数学者である兼岩憲三、つまり原作と同じにしかならないのではないでしょうか・・・!
では、ドラマと原作で犯人についてどんな違いが生じるのか?
原作では兼岩憲三の共犯者については「ネットで募った知らない人物」という設定で描かれています。
そしてドラマ『危険なビーナス』には原作にはいない登場人物が多すぎる。
矢神家の使用人や康治氏の専属看護師、百合華の友人など・・・
この共犯者が、ドラマのオリジナル登場人物のうちの1人になるのではないかと考察しています。
危険なビーナス|犯人や結末の着地点はどこ?
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前述したように、原作は
- 明人の失踪に関わった人物は誰?
- 楓の正体は本当に明人の妻なのか?
- 伯朗の母親は本当に事故死だったのか?
- 矢神家の遺産の「重要な物」とは?
の真相解明に向けてストーリーがどんどん進んでいくのですが、ドラマでは今のところ「楓は何者なのか?」ばかりに目が向けられている気がします。
今のままではドラマの着地点がどこなのか、よく分からなくなっていますね。
少なくとも明人の失踪の真相、楓の正体はもちろん解明されるでしょう。
しかし、「後天性サヴァン症候群」の話が3話の時点であまり出てきていないことを考えると、康治氏の脳の研究についての話は原作ほど細かく明かされないのかもしれません。
脳の研究の話がどこまで再現されるかについては、牧雄氏が目覚めるか目覚めないかにも関わってくると思います。
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原作は本当にテンポが良く面白いです。
危険なビーナス|犯人や結末も原作と違う?まとめ
今回は危険なビーナス|犯人や結末も原作と違うのか?着地点はどこ?のタイトルでお送りしました!
1話では謎を解くヒントがちゃんと散りばめられているのに、2話3話あたりからオリジナルになりすぎてどこへ向かっているのか分からなくなってしまっていると感じました。
ラストは原作と違う部分もあるけどだいたい同じかな?という感想でした。
最後までお読みいただきありがとうございました!