VIVANTシーズン2の11話、かなり情報量が多い回でした。
黒須を含む別班員5人の拉致、新庄の関与、プライベートジェット追跡、そしてキプロスへ。
一つひとつは分かっても、「結局どうつながっているの?」と少し混乱してしまった方もいるのではないでしょうか。そこで、11話を見返しながら整理してみました。
この記事では、VIVANT11話のあらすじを時系列で整理しながら、分かりにくかった部分をできるだけわかりやすくまとめていきます。
※VIVANTシーズン2・11話までのネタバレを含みます。

Contents
VIVANT11話のあらすじを簡単にまとめると?
まずは、VIVANT11話で何が起きたのかを簡単に整理します。
11話では、シーズン1でテントに関わった別班員4人と、バルカにいた黒須の計5人が拉致される事件が発生します。
しかも、この拉致事件が起きていたのはテント解体の裏側。
乃木と司令官は、テントの解体と別班員5人の拉致は最初からつながっていると考えます。
別班員拉致からキプロスまでを時系列で整理
11話の大きな流れを時系列で並べると、こんな感じです。
- シーズン1でテントに関わった別班員4人と黒須が拉致される
- AIハヤトが拉致事件に新庄が関わっている可能性が高いと分析
- 乃木は野崎と接触し、新庄を疑っていることを伝える
- 乃木とドラムがバルカへ向かう
- 黒須が拉致されたゲルの映像から、工作員と思われる5人を確認
- 黒須を乗せたとみられるトラックを追跡
- 黒須を乗せたトラックはロシアのアバカン国際空港へ向かう
- 黒須はプライベートジェットでアゼルバイジャンへ運ばれた可能性が浮上
- 他の別班員4人もそれぞれ別の国へ運ばれたとハヤトが分析
- 5つの空港がすべてアール山から半径1000km圏内にあることが判明
- ノコルが「キプロス」という言葉に反応
- 乃木とドラムがキプロスへ向かい、アリと再会する
こうして並べてみると、11話は「拉致された別班員5人がどこへ運ばれたのかを追う回」と考えると分かりやすいです。
そして、その拉致に関わっている人物として浮上したのが新庄でした。
11話で分かったこととまだ分からないこと
11話で分かったのは、拉致された5人がそれぞれ別の国へ運ばれた可能性が高いということ。
一方で、
- 本当に新庄が別班員拉致を指示したのか
- 5人を拉致した本当の目的は何なのか
- なぜ5人を別々の国へ運んだのか
- 最終的にどこへ集めようとしているのか
- アール山が何を意味しているのか
など、まだ分からないこともたくさん残っています。
11話ではすべての答えが出るわけではなく、バラバラだった手がかりが少しずつつながり始めたという段階です。
なぜ新庄が別班員拉致の犯人として浮上した?
別班員5人が拉致されたことで、AIハヤトが犯人について分析します。
そこで関与している可能性が高い人物として浮上したのが、シーズン1のラストで国外へ逃亡した新庄でした。
AIハヤトが新庄の関与を分析
ハヤトは、別班員拉致事件の背景や新庄の現在の状況などから、新庄が拉致事件に関わっている可能性が高いと分析します。
新庄はシーズン1で公安に所属しながら、裏ではテントのモニターとして動いていた人物。シーズン1の最後には日本から姿を消すことが暗示されています。
ただ、「逃亡した新庄がなぜ別班員を拉致するの?」というところが少し分かりにくいですよね。
ここには、新庄が今後海外で生きていくための事情が関係しているとハヤトは考えます。
新庄はテントのモニターとしてベキの逃走を手助けしていた
新庄はテントのモニターとして任務を遂行し、シーズン1ではベキの逃走にも手を貸していました。そのため、今後も日本国内でこれまで通り生活することは難しいと考えられます。
新庄がこの先生きていくためには、国外へ逃げて生活基盤を作る必要がある。そこで別班員5人の拉致につながってくる、というのがハヤトの分析です。
別班員の機密情報を他国へ渡して永住権を得るため?
公安外事は、日本の技術や機密情報を狙う他国のスパイについて大量の情報を保有しています。新庄は公安外事にいたため、そうした情報を持っている可能性があります。
さらに拉致した別班員は、公安外事を上回るほどの機密情報を持つ「生きたデータベース」ともいえる存在。
つまり、
公安外事の情報+別班員が持つ国家機密レベルの情報
を他国へ差し出せば、その国にとって新庄は非常に価値のある人物になります。その見返りとして永住権などを得て、国外で生きていく準備をしているのではないか。
これが、11話でハヤトが新庄を疑った大きな理由でした。
もちろん、この時点ではあくまで分析。11話で「新庄が犯人」と確定したわけではありません。
乃木は野崎に新庄が犯人だと考えていることを伝える
新庄の関与が疑われる中、乃木は公安の野崎と接触します。
GPSでわざと居場所を知らせて野崎と接触
乃木は自分の居場所をGPSであえて野崎に知らせます。それに気づいた野崎が乃木のもとへ現れ、2人は接触。
そこで乃木は、別班員5人の拉致に新庄が関わっていると考えていることを野崎へ伝えます。この時点では乃木と野崎が情報を共有し、一緒に新庄を追う側にいるように見えます。
だからこそ、その後13話で野崎自身の怪しい行動が判明する展開がより気になるところです。

別班と公安がそれぞれ新庄を追うことに
乃木から新庄について聞いた野崎。ここから別班と公安、それぞれの立場から新庄の行方を追っていくことになります。
11話だけを見ると、野崎は乃木と同じく新庄を追う側。
この11話での野崎と、13話で判明する野崎の行動を比べてみると、さらに謎が深まります。

乃木はドラムとバルカへ向かう
乃木は丸菱商事で役員への推薦を受けますが、うまく断り、ドラムとともにバルカへ向かいます。目的のひとつは、ベキの遺骨をノコルへ届けること。
そしてもうひとつ、黒須が拉致された現場を調べるためです。
ベキの遺骨をノコルへ届ける
バルカへ到着した乃木は、ベキの遺骨をノコルへ届けます。シーズン1から続いてきたベキと乃木、そしてノコルの関係を考えると印象的な場面でした。
一方、別班員拉致事件の捜査も進めていきます。
黒須が拉致されたゲルから追跡を開始
乃木たちは、黒須が住んでいたゲルへ。
黒須はあらかじめゲルにカメラを仕掛けていました。
その映像を確認したことで、黒須を拉致した工作員と思われる5人の姿が確認されます。
ここから、黒須がどこへ連れ去られたのかを追跡していきます。
黒須はどこへ拉致された?
黒須が拉致されたゲルの映像から、工作員と思われる5人の姿を確認した乃木たち。
さらに、工作員たちが乗っていたトラックを追跡します。
ゲルのカメラから工作員と思われる5人を確認
黒須が住んでいたゲルには、黒須自身がカメラを仕掛けていました。その映像に残されていたのが、黒須を拉致した工作員と思われる5人。
乃木たちは、この5人が乗っていたトラックに黒須も乗せられていると考え、車両の行方を追います。
黒須を乗せたとみられるトラックはアバカン国際空港へ
トラックはバルカからロシアへ入り、そのままアバカン国際空港へ。空港では貨物機に荷物を積載するための格納庫へ入っていきます。
そのため最初は、黒須も貨物機に乗せられて別の場所へ運ばれたのではないかと考えられました。しかし、空港の記録を調べると意外なことが分かります。
プライベートジェットでアゼルバイジャンへ運ばれた?
トラックがアバカン国際空港へ到着した直後、貨物機は飛んでいませんでした。その代わり、同じ時間帯に離陸していたのが1機のプライベートジェットです。
行き先は、ロシアとイランに挟まれ、ヨーロッパと中東の境目に位置するアゼルバイジャン。
ところが、ここでもアゼルバイジャンの空港では、そのプライベートジェットが到着する5分前から、すべての監視カメラの映像が60分間停止していたのです。
このことから乃木たちは、黒須がプライベートジェットでアゼルバイジャンへ運ばれた可能性が高いと考えます。
拉致された別班員5人はどこへ運ばれた?
黒須の行き先が見えてきたところで、ハヤトはほかの別班員4人についても分析します。
すると、5人は同じ場所へ運ばれたわけではなく、いったんそれぞれ別の国へ移送された可能性が浮上しました。
5人はそれぞれ別の国へ運ばれたとハヤトが分析
黒須以外の別班員4人は、日本から貨物機で国外へ運ばれたと考えられます。
そしてハヤトの分析によって、それぞれが運ばれたとみられる空港が絞られていきます。
一見すると、行き先には共通点がないように見えました。
しかし地図上で確認すると、ある特徴が見えてきます。
アゼルバイジャン・ジョージア・トルクメニスタン・キプロス・イスラエルへ
別班員5人が運ばれたと考えられたのは、
- アゼルバイジャン
- ジョージア
- トルクメニスタン
- キプロス
- イスラエル
の5か国。
黒須はアゼルバイジャン、ほかの4人もそれぞれ別の国へ運ばれたと考えられました。
「どうしてわざわざ5人をバラバラの国へ?」
ここも11話を見ていて分かりにくかったところです。
しかし、5つの空港を地図上で見てみると、ある場所を中心に配置されていることが分かります。
5つの空港はアール山から半径1000km圏内にあった
5つの空港に共通していたのが、すべてアール山を中心とした半径1000km圏内にあること。
バラバラに見えていた5つの行き先が、ここで初めて一つにつながります。
乃木たちは、5人をそれぞれの空港へ運ぶこと自体が目的なのではなく、そこからさらに移動させ、最終的にはどこか1か所へ集めるつもりなのではないかと考えます。
アール山とノアの方舟にはどんな意味がある?
ここで新たなキーワードとして出てきたのが「アール山」です。アール山には、ノアの方舟が漂着したという伝説があります。
5人は最終的にどこか1か所へ集められる?
別班員5人をわざわざ別々の国へ運んだのは、追跡を難しくするためだったのでしょうか。それとも、5方向から最終目的地へ集めること自体に何か意味があるのでしょうか。
11話の時点では、別班員5人の最終的な目的地までは分かっていません。ただ、5つの空港すべてがアール山周辺にある以上、偶然とは考えにくそうです。
ノアの方舟が漂着したとされる伝説がヒントに
アール山は、ノアの方舟が漂着したとされる伝説が残る山。VIVANTではこれまでも、土地や歴史、宗教などに意味を持たせる描写が何度もありました。
そのため今回も、アール山やノアの方舟が今後の展開につながるヒントになっている可能性があります。ただし、11話ではまだ「アール山=最終目的地」と決まったわけではありません。
あくまで5つの空港を結びつける共通点として浮かび上がった段階です。
なぜ乃木とドラムはキプロスへ向かった?
5つの国の名前が挙がる中で、思わぬ反応を見せたのがノコルでした。
ノコルが「キプロス」という言葉に反応
乃木たちが別班員5人の移送先について話している中、「キプロス」という言葉を聞いたノコルが何か思い当たったような反応を見せます。
その反応をきっかけに、乃木とドラムはキプロスへ向かうことになります。
なぜノコルがキプロスに反応したのかについては、別の記事で詳しくまとめています。

キプロスで待っていたのはアリだった
乃木とドラムがキプロスへ向かうと、そこにいたのはシーズン1にも登場したアリでした。ノコルがキプロスという言葉に反応したこと。そのキプロスにアリがいたこと。
ここで、シーズン1から続いている人物や出来事が、今回の別班員拉致事件へ再びつながってきます。
11話は、別班員5人が拉致された理由や最終的な行き先までは分からないまま終了。
ただ、黒須の移送ルートを追ったことで、バラバラに見えていた5人の行き先に共通点があることが分かり、さらにキプロスでアリへたどり着くところまで話が進みました。
まとめ|VIVANT11話は別班拉致と新庄の逃亡がつながり始める回
VIVANT11話では、シーズン1でテントに関わった別班員4人と黒須の計5人が拉致され、その犯人として新庄が浮上しました。
新庄は国外で生活するため、公安外事の情報だけでなく、機密情報を持つ別班員そのものを他国へ差し出そうとしているのではないかとハヤトは分析します。
そして黒須の足取りを追ったことで、拉致された5人は、
アゼルバイジャン・ジョージア・トルクメニスタン・キプロス・イスラエル
へそれぞれ運ばれた可能性が浮上。
一見バラバラだった5つの空港は、すべてアール山から半径1000km圏内にありました。
さらに「キプロス」という言葉にノコルが反応し、乃木とドラムが現地へ向かうと、そこにはアリがいました。
11話を簡単に整理すると、「別班員5人はどこへ連れ去られたのか」を追う中で、新庄・5つの国・アール山・キプロスが少しずつつながっていった回だったと思います。
一度見ただけでは情報量が多くて少し混乱しましたが、拉致された5人の移動を順番に追っていくと、かなり理解しやすくなりました。
ここから5人が最終的にどこへ集められるのか、新庄が本当に拉致事件を動かしているのか。
11話で出てきた手がかりが、この先どうつながっていくのか気になります。
