VIVANT13話で、一気に裏切り疑惑が浮上した野崎。
「野崎は結局何をしたの?」「なぜ裏切りを疑われているの?」と、私も一度見ただけではよく分かりませんでした。
野崎の行動を理解するには、12話で乃木が新庄の逃亡方法に気づいたタイミングまでさかのぼる必要があります。
この記事では、12話・13話の流れを振り返りながら、野崎が何をしたのか、なぜ裏切りを疑われているのかを整理します。
※VIVANTシーズン2・13話までのネタバレを含みます。

Contents
VIVANT野崎は何をした?裏切りを疑われた理由を簡単に整理
まず、VIVANT13話で野崎が裏切りを疑われることになった理由を簡単にまとめると、大きく3つあります。
乃木より先に新庄のプライベートジェット逃亡を把握
1つ目は、野崎が乃木より先に新庄のプライベートジェット逃亡に気づいていた可能性が高いこと。
12話で乃木はアリと会い、新庄がプライベートジェットの教習所に通い続けていたことを初めて知ります。
ところが13話では、それより前に野崎が新庄の通っていたクーダン国立飛行訓練所へ電話をしていたことが判明しました。

東条を使って茨城空港の映像を操作して捜査を混乱させた
2つ目は、12話で乃木たちをウラジオストクへ誘導した茨城空港のノイズ映像。
13話で調べた結果、茨城空港のサーバーへアクセスしていたのは、野崎のもとで動く公安のホワイトハッカー・東条だったことが判明します。
しかも東条がサーバーへアクセスしたのも、乃木が新庄のプライベートジェット逃亡に気づくより前。
野崎側はかなり早い段階から、新庄の逃亡について何かを把握していたことになります。
バンコクへ行くと嘘をつきイスラエルへ向かった
そして3つ目が、野崎自身の行方です。13話では、タイで新庄捕獲作戦実行を控えていた乃木に、野崎は「俺も明日にはバンコクへ行く」と伝えていました。
ところが実際にはバンコクへ向かわず、偽造パスポートを使ってイスラエルへ。さらにエルサレムでは謎の人物と接触していました。
新庄について乃木より先に動いていたこと、東条による映像操作、そして行き先まで偽ってイスラエルへ向かったこと。
これらが13話で次々と明らかになり、野崎への裏切り疑惑が一気に深まったというわけです。

野崎は乃木より先に新庄のプライベートジェット逃亡を知っていた?
まず整理したいのが、野崎と新庄のプライベートジェットについて。
ここは「乃木がいつ知ったのか」が重要です。
12話で乃木はアリから新庄の免許について知る
12話で乃木とドラムはキプロスへ向かい、アリと接触します。そこでアリから聞かされたのが、新庄との出会いでした。
新庄はもともと野崎の指示でアリへ近づくため、プライベートジェットの教習所へ潜入していました。その後、野崎には教習所を辞めたと報告していましたが、実際には密かに通い続けていました。
乃木はアリの話を聞いて、ここで初めて新庄がプライベートジェットを操縦できることを知ります。
乃木はすぐに野崎へ連絡。野崎も、新庄が教習所を続けていたことを初めて知ったような反応をしていました。

13話で野崎はその前に教習所へ電話していたことが判明
ところが13話で、この流れをひっくり返す事実が判明します。
野崎は乃木がアリと会うより前に、クーダン国立飛行訓練所へ電話をかけていました。しかも自分の携帯ではなく、部下の携帯を借りて電話しています。
電話の内容自体は明らかになっていません。
推測すると、新庄が本当に教習所を辞めたのか気になった野崎が確認の電話をかけ、そこで新庄が通い続けて免許まで取得していたことを知ったのではないかと考えています。
この電話については別記事で詳しく考察しています。

新庄の免許を知っていたのになぜ乃木へ伝えなかった?
もし野崎がこの電話で新庄のプライベートジェット免許取得を知ったのだとすれば、大きな疑問が残ります。
なぜ乃木に教えなかったのでしょうか。
乃木はその後、アリから同じ事実を聞いて野崎へ報告しています。
そのとき野崎は初めて知ったような反応をしていました。
つまり野崎は、乃木より先に情報を得ていたにもかかわらず、それを隠していた可能性があります。
教習所へ電話したことそのものより、「知っていたのに乃木へ伝えなかったのでは?」という点が野崎を怪しく見せているのだと思います。
野崎は東条を使って捜査を混乱させた?
そしてもうひとつ重要なのが、茨城空港のノイズ映像です。
ここも12話と13話を続けて見ないと、かなり分かりにくいところでした。
東条は乃木より先に茨城空港のサーバーへアクセス
13話で太田が調べた結果、茨城空港のサーバーへアクセスしていたのは東条だったことが判明します。
東条は公安のホワイトハッカーで、これまで野崎のもとで捜査をサポートしてきた人物です。
さらに重要なのが、そのタイミング。
東条が茨城空港のサーバーへアクセスしたのは、乃木がキプロスでアリと会うより前でした。
つまり、乃木が新庄とプライベートジェットの関係すら知らなかった時点で、東条はすでに動いていたことになります。
乃木たちはノイズ映像からウラジオストクへ誘導される
その後、アリから新庄がプライベートジェットを操縦できることを知った乃木たちは、野崎や太田と一緒に海外へ向かったプライベートジェットを調査。
そこで見つかったのが、茨城空港発ウラジオストク行きの不審な便でした。
フライト時間が直前に何度も変更され、監視カメラの映像にも不自然なノイズが残っていたことから、乃木たちは映像が差し替えられた可能性を疑います。
そして、野崎の「新庄がウラジオストクに渡ったのは間違いないな」と発言し、新庄はウラジオストクへ逃げたのではないかと推測。
しかし、この推測は間違っていました。
線状降水帯から本当の逃亡先がバンコクだと判明
その後、乃木はたまたま線状降水帯のニュースを思い出したことで、新富士空港の監視カメラ映像に矛盾があることに気づきます。
本当に映像が差し替えられていたのは新富士空港。
新庄は特殊メイクで顔認証をくぐり抜け、プライベートジェットでバンコクへ逃亡していました。
つまり茨城空港のノイズは、乃木たちの目をウラジオストクへ向けるために用意された偽装だったと考えられます。
そして、その偽装を行ったのが東条。
東条が野崎の指示で動いていたのであれば、野崎は新庄について知っていただけでなく、乃木たちの捜査を意図的に混乱させたことになります。
13話全体の流れについてはこちらの記事で詳しく整理しています。

野崎はバンコクへ行くと嘘をつきイスラエルへ
教習所への電話と東条の映像操作が判明し、野崎への疑惑が一気に深まります。
そして乃木たちが野崎の行方を調べると、さらに不可解な事実が分かりました。
搭乗記録を調べても野崎はすべて「該当なし」
野崎は新庄確保前、乃木に「俺も明日にはバンコクへ行く」と伝えていました。
ところが、バンコク行きの搭乗者リストを調べても「該当なし」。
さらに国内線・国際線を含む全便を調べても、野崎の搭乗記録は見つかりませんでした。
裏切りを疑わせる行動が次々と発覚した直後に、野崎本人の行方まで分からなくなったわけです。
偽造パスポートを使ってエルサレムへ向かっていた
ところが次のシーンでは、野崎はイスラエル・エルサレムにいました。
ここまでの流れから、野崎は偽造パスポートを使って別人として出国したため、野崎本人の搭乗記録が「該当なし」だったことが分かります。
この「該当なし」については、こちらの記事で詳しく整理しています。

現地の人物から「よくやってくれた」と評価される
さらにエルサレムでは、野崎が謎の人物と接触。
その人物から仕事を評価するような言葉をかけられ、野崎も自分たちとしても役に立ててよかったという趣旨の返答をしていました。
野崎はただイスラエルへ逃げたわけではなく、何らかの目的を持って現地へ向かったことになります。
しかし、その目的までは13話で明らかになっていません。
野崎はなぜ裏切った?考えられる理由を考察
ここまでを見ると、野崎が乃木たちに何かを隠して動いていた可能性はかなり高そうです。
ただし、私はまだ「野崎=別班を裏切った」と単純には言い切れないと思っています。
乃木より先に新庄を確保したかった?
まず考えられるのが、野崎が乃木より先に新庄を確保したかった可能性です。
野崎は新庄のプライベートジェット逃亡に乃木より先に気づく。
その情報を乃木には伝えず、東条によってウラジオストクへ誘導する。
その間に公安側で新庄を確保しようとしていたと考えれば、一応はつながります。
ただ、別班より先に新庄を捕まえたいという理由だけで、ここまで捜査を混乱させるのか?という疑問は残ります。
野崎が別班員拉致事件に関わっている?
もうひとつ考えられるのが、野崎自身が別班員5人の拉致事件に関わっている可能性です。
しかし、ここは少し辻褄が合いません。
13話で確保された新庄は、別班員拉致について何も知りませんでした。
チョッキーは新庄から別班の情報を聞き出そうとしていましたが、新庄自身がそれを拒否しています。
つまり、乃木たちが新庄を確保しても、そこから拉致事件の真相にはたどり着けなかったということ。
野崎が拉致事件を隠すために新庄から乃木を遠ざけた、と考えると目的がいまひとつ見えてきません。
逆に野崎自身も新庄が拉致事件に関わっていると疑い、乃木より先に確保しようとしていた可能性もありそうです。
野崎自身も別班だった?
もうひとつ気になるのが、野崎自身が公安とは別の任務を持って動いている可能性。
偽造パスポートまで使ってイスラエルへ渡り、現地で謎の人物と接触していたことを考えると、通常の公安捜査とは違う任務を遂行していたようにも見えます。
そこから「野崎も別班なのでは?」とも考えたくなります。
ただ、13話までに野崎が別班員だと判断できる決定的な材料はありません。
イスラエルで会った人物や「上」が誰なのかが分からない以上、現時点では可能性のひとつとして考えておくくらいがよさそうです。
野崎は本当に裏切り者?13話時点ではまだ断定できない
13話では、これまで乃木と協力してきた野崎が一気に怪しく描かれました。
しかし、野崎の行動をひとつずつ整理してみると、まだ分からないこともかなり多いです。
別班員拉致の黒幕と考えると辻褄が合わない部分もある
特に引っかかるのが、新庄と別班員拉致事件がつながっていなかったこと。
野崎が別班員拉致の黒幕で、真相を隠すために乃木たちの捜査を妨害していたのであれば、なぜ新庄から遠ざける必要があったのでしょうか。
結果的に乃木たちは新庄を確保しましたが、別班員の居場所や拉致した人物にはたどり着けていません。
そのため、「野崎が乃木の捜査を邪魔した=別班員拉致の黒幕」と考えるのはまだ早そうです。
野崎にはまだ明かされていない目的がある?
個人的には、野崎にはまだ明かされていない別の目的があるのではないかと思っています。
なぜ乃木より先に新庄について調べたのか。
なぜ東条を使ってウラジオストクへ誘導したのか。
そして、なぜ偽造パスポートを使ってまでイスラエルへ向かったのか。
野崎が何かを隠していることは間違いなさそうですが、その目的が「別班への裏切り」なのか、それとも別の任務なのかは13話時点ではまだ分かりません。
まとめ|野崎が裏切りを疑われた理由は12話・13話を通して見るとわかる
VIVANT13話で突然浮上したように見えた野崎の裏切り疑惑。
しかし12話から時系列を整理すると、なぜ野崎が怪しまれているのかが分かりやすくなります。
乃木が新庄のプライベートジェット免許を知るより先に、野崎は教習所へ電話。
東条もその前から茨城空港のサーバーへアクセスし、乃木たちをウラジオストクへ誘導する映像を用意していました。
さらに野崎はバンコクへ向かうと乃木に伝えながら、実際には偽造パスポートを使ってイスラエルへ。
乃木より先に新庄の逃亡を把握していた可能性があるのに情報を隠し、捜査を混乱させ、さらに自分の本当の行き先まで隠していた。
これが、野崎が裏切りを疑われている大きな理由です。
ただし、野崎がなぜそこまでしたのかはまだ分かっていません。
13話までを見る限り、単純な裏切りでは説明しきれない部分も残っています。
