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ドラマレビュー

VIVANT13話|野崎はなぜ電話した?クーダン国立飛行訓練所への電話について考察

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VIVANT13話で判明した、野崎からクーダン国立飛行訓練所への電話。なぜ電話をしたことが、野崎への疑惑につながったのでしょうか。

この理由を理解するには、VIVANT12話で乃木が新庄のプライベートジェットについて知ったタイミングと、茨城空港のノイズ映像について整理する必要があります。

この記事ではVIVANT12話からの流れを振り返りながら、野崎はなぜ電話をしたのか、電話で何を話したのかを考察していきます。

※VIVANTシーズン2・13話までのネタバレを含みます。

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Contents

VIVANT13話|野崎はどこに電話していた?

野崎が電話をかけていたのは、新庄がプライベートジェットの操縦を学んでいたクーダン国立飛行訓練所です。

VIVANT13話では、この電話を乃木が新庄のプライベートジェットについて知るよりも前にかけていたことが判明。

この時系列が、野崎への疑惑が一気に深まった大きなポイントでした。

新庄が通っていたクーダン国立飛行訓練所に電話

VIVANT13話で太田たちが調査を進めた結果、野崎が警視庁本部からクーダン国立飛行訓練所へ電話をかけていたことが判明します。

クーダン国立飛行訓練所は、新庄がプライベートジェットの操縦を学んでいた場所。

12話でアリから語られた、新庄とプライベートジェットをつなぐ重要な場所です。

VIVANT12話をわかりやすく解説!新庄の逃亡先・空港映像の伏線・長野専務まで整理VIVANT12話、11話に引き続き正直かなり難しい! 私は1回見ただけでは全然理解できなくて、「結局、新庄はどうやって逃げたの?...

そして重要なのが、野崎が訓練所へ電話したのは、乃木がアリから新庄のプライベートジェットについて聞くよりも前だったということ。

つまり乃木が新庄の逃亡方法がプライベートジェットだったことに気づく前に、野崎はすでに新庄が通っていた訓練所へ何らかの確認をしていたことになります。

自分の携帯ではなく部下の携帯を借りていた

気になったのが、野崎が自分の携帯ではなく、部下の携帯を借りてクーダン国立飛行訓練所へ電話していたこと。これは、自分の携帯に通話履歴などの痕跡を残さないためだったと考えられます。

ただ、それだけ慎重に動いていたのに、電話をかける姿は警視庁内の監視カメラにしっかり残っていました。自分の携帯を使わないほど痕跡を警戒していた野崎にしては、監視カメラの前で電話をしていたのは少し甘かったようにも感じます。

この行動が単なるミスだったのか、それともあえて電話している姿を残したのか。ここも、野崎の電話を考えるうえで覚えておきたいポイントです。

まずは12話|野崎は新庄が教習所を辞めたと思っていた

野崎の電話がなぜ怪しいのかを理解するには、まず新庄がプライベートジェットの教習所へ通っていた経緯を整理しておく必要があります。

新庄が教習所に通ったのはアリへの潜入捜査のため

そもそも新庄がクーダン国立飛行訓練所へ通い始めた当初の理由は、プライベートジェットの免許を取りたかったからではありません。

当時、野崎はアリとテントの関係を疑っていました。

そこで新庄をアリへ近づけて潜入捜査するため、プライベートジェットの教習所へ通わせて潜入捜査をさせていたことが12話で明らかになります。

つまり、新庄が教習所へ通っていたこと自体は野崎も知っていたわけです。

野崎は新庄から途中で辞めたと報告を受けていた

その後、野崎の捜査対象はアリからザイールへ移ります。新庄がアリへ近づく必要もなくなったため、教習所へ通い続ける理由もなくなりました。

そして野崎は、新庄から教習所を辞めたと報告を受けていました。ところが実際には、新庄は辞めていませんでした。

野崎には辞めたと伝えながら、その後も内緒で教習所へ通い続け、プライベートジェットの免許まで取得していたことがアリの話から判明します。

乃木から聞いて初めて免許取得を知ったように見えた

12話でアリから新庄がプライベートジェットの免許を取ったとを聞いた乃木は、すぐに野崎へ連絡します。

すると野崎は、新庄が教習所を続けていたことについて「あいつ、辞めたって言ってたのに続けてやがったのか」と、初めて知ったような反応を見せていました。

12話だけを見れば、

野崎は新庄が教習所を辞めたと思っていた

乃木から聞いて初めて、実は通い続けていたことを知った

と受け取れます。

ところが13話では、その前に野崎自身がクーダン国立飛行訓練所へ電話していたことが分かりました。

ここで12話の野崎の反応が一気に気になってきます。

新庄がプライベートジェットで逃亡できた経緯や、乃木がウラジオストクではなくバンコクへ逃げたと見破った流れは12話の記事で詳しく整理しています。

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野崎はなぜクーダン国立飛行訓練所に電話した?【考察】

では、野崎は乃木から連絡を受ける前に、なぜクーダン国立飛行訓練所へ電話したのでしょうか。

電話の内容は明らかになっていないので、ここからは個人的な考察です。

「新庄は本当に教習所を辞めたのか?」を確認した?

私は、野崎は「新庄は本当にあのとき教習所を辞めたのか?」と気になって確認したのではないかと考えています。

野崎はもともと、新庄が教習所へ通っていたこと自体は知っています。なぜなら、新庄をアリへ近づけるための潜入捜査として通わせていたのが野崎だからです。

ただし、野崎の認識では新庄は途中で辞めたことになっていました。その後、新庄はシーズン1のラストでベキの逃亡を手助けし、自身も姿を消しています。

新庄の逃亡方法を考える中で、

「そういえば新庄はプライベートジェットの教習所に通っていた」「本当にあのとき辞めたのか?」

と野崎が疑問を持ったとしても不自然ではありません。

そこでクーダン国立飛行訓練所へ電話をかけ、新庄について確認したのではないでしょうか。

電話で新庄が免許を取得していたことを知った可能性

もしこの推測が合っているなら、電話によって野崎は、

新庄は教習所を辞めていなかった

その後も通い続けていた

プライベートジェットを操縦できる

という事実を乃木より先に知った可能性があります。

これなら、野崎がわざわざ訓練所へ電話した理由にもつながります。

ただし、13話では電話の具体的な内容までは明かされていません。そのため、「電話で免許取得を確認した」という部分については現時点ではあくまで考察です。

野崎の電話が怪しいのは乃木に何も伝えなかったから

野崎が教習所へ電話したこと自体は、それほど不自然ではないと思います。新庄の逃亡を追っている公安なら、過去に新庄が通っていた教習所へ確認することはむしろ自然です。

一番引っかかるのは、電話をしたことではなく、そこで得たと思われる情報を乃木に伝えていないことです。

野崎が電話したのは乃木がプライベートジェットに気づく前

時系列を整理すると、

  1. 野崎がクーダン国立飛行訓練所へ電話
  2. 乃木がキプロスでアリと接触
  3. アリから新庄が教習所へ通い続けていたことを聞く
  4. 乃木が野崎へその事実を報告
  5. 野崎は初めて知ったような反応をする

という順番になります。

野崎が電話で新庄の免許取得まで確認していたのだとすれば、乃木から連絡が来た時点ですでに知っていたことになります。

それなのに乃木には何も伝えませんでした。

12話では乃木から聞いて初めて知ったような反応

さらに引っかかるのが、12話での野崎の反応です。乃木から新庄が教習所へ通い続けていたと聞いた野崎は、本当に驚いているように見えました。

もしその前に訓練所へ電話して同じ事実を確認していたのであれば、あの反応は何だったのでしょうか。

野崎は知っていたことを乃木に隠し、「今初めて知った」ように振る舞ったことになる。

だからこそ、13話で教習所への電話が判明したことが、野崎への疑惑につながったのだと思います。

茨城空港のノイズ映像も野崎への疑惑につながる

そして、野崎への疑惑をさらに強めたのが茨城空港の監視カメラ映像です。

ここも12話の内容を理解していないと、かなり分かりにくいところでした。

乃木たちは一度ウラジオストクへ誘導された

12話で乃木たちは、新庄がプライベートジェットを使って国外逃亡した可能性を知り、国内の国際線渡航記録を調べます。

そこで先に浮上したのが、茨城空港発ウラジオストク行きの便でした。

フライト時間が直前に何度も変更され、監視カメラの映像には不自然なノイズまで残っていたため、乃木たちは新庄がウラジオストクへ逃げたと推測します。

しかし、これは間違いでした。

乃木は線状降水帯をきっかけに新富士空港の映像の矛盾に気づき、新庄の本当の逃亡先がバンコクだったことを見破ります。

つまり茨城空港のノイズは、乃木たちをウラジオストクへ向かわせるためのミスリードだったということになります。

ノイズ映像を作ったのは野崎のもとで動く東条だった

13話でさらに驚いたのが、この茨城空港のノイズ映像を作った人物。

新庄のタイ逃亡を隠すために新富士空港の映像を差し替えたのは、チョッキー側のタムタムでした。

ところが、茨城空港の映像を操作していたのはタムタムではなく、公安のホワイトハッカー・東条だったことが判明します。

東条はこれまで、野崎の指示のもとで捜査をサポートしてきた人物。

その東条が、なぜ乃木たちを間違った逃亡先へ誘導するような映像を作っていたのでしょうか。

東条も乃木より先に新庄の逃亡を把握していた?

さらに東条が茨城空港のサーバーへアクセスしたのは、乃木がキプロスでアリと会うより前でした。

つまり、

野崎が教習所へ電話したのも乃木より前。
東条が茨城空港の映像を操作したのも乃木より前。

ということになります。

乃木が新庄とプライベートジェットの関係すら知らない段階で、野崎側ではすでに何らかの動きが始まっていた。

ここまで重なると、単に「野崎が教習所へ確認の電話をしただけ」とは考えにくくなってきます。

野崎はなぜ乃木たちの捜査を混乱させた?【考察】

ここまで整理すると、私が一番分からないのがこれです。

野崎は何のために、乃木たちをウラジオストクへ向かわせようとしたのでしょうか。

乃木より先に新庄へたどり着きたかった?

まず考えられるのは、野崎が乃木より先に新庄を確保したかった可能性です。

野崎は新庄がプライベートジェットで逃亡したことに乃木より先に気づく。しかし、その情報を乃木には伝えない。さらに東条によってウラジオストクへ誘導し、その間に自分たちが新庄へたどり着こうとした。

こう考えると、一応行動はつながります。

ただ、ここでまた疑問が出てきます。なぜそこまでして、乃木より先に新庄へたどり着く必要があったのでしょうか。

新庄が別班員拉致の犯人ではなかったことが引っかかる

13話で新庄を確保した結果、新庄は別班員5人の拉致について何も知らなかったことが分かりました。

チョッキーも新庄から別班の機密情報を聞き出そうとしていましたが、新庄は「日本を売ることはできない」と拒否していました。

つまり、乃木たちが新庄へたどり着いたとしても、そこから別班員拉致事件の真相にはたどり着けなかったわけです。

もし野崎自身が拉致事件に関わっていて、その事実を隠すために乃木を新庄から遠ざけたのだとしたら、少し行動が噛み合わない気がします。

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野崎自身も新庄を拉致事件の犯人だと思っていた?

そこで私は、野崎自身も「新庄が別班員拉致に関わっている」と考えていた可能性もあるのではと思っています。

新庄が国外へ逃亡している。

別班員5人が相次いで拉致されている。

さらに新庄は元公安で、テントのモニターでもあった。

この状況なら、野崎が新庄を怪しんでも不思議ではありません。

もし野崎も新庄を犯人だと思っていて、「別班より先に公安として新庄を確保したい」と考えていたのであれば、乃木に情報を渡さなかった理由は少し見えてきます。

ただ、それだけの理由で東条を使って偽の映像まで作り、別班の捜査を混乱させるのかという疑問は残ります。

野崎が別班員拉致に関わっているとはまだ思えない

13話だけを見ると、野崎はかなり怪しく描かれています。

でも、ここまで整理してみても、私はまだ「野崎=別班員拉致事件の黒幕」とは考えにくいです。

新庄を隠すことが拉致事件の隠蔽にはつながっていない

一番引っかかるのは、新庄が別班員拉致について何も知らなかったこと。

もし野崎が拉致事件の黒幕で、乃木たちに真相へたどり着かれないために新庄を隠したのなら、新庄を調べられたところで困ることはそれほどなかったはずです。

実際、乃木たちは新庄を捕まえましたが、拉致事件の犯人にはたどり着けていません。

そう考えると、

「野崎が新庄を隠した=野崎が別班員拉致に関わっている」

と、そのまま結びつけるのはまだ早い気がします。

別班に新庄を先に確保されたくない別の理由があった?

では、野崎には新庄を乃木たちに先に確保されたくない別の理由があったのでしょうか。

公安として別班に負けたくなかった。

新庄から自分だけが聞き出したい情報があった。

あるいは、新庄を利用して別の人物へたどり着こうとしていた。

現時点ではいろいろ考えられますが、どれも決め手には欠けます。

個人的には、単純に「別班より先に捕まえたかった」だけで、ここまで大掛かりに捜査を混乱させるかな?というのが引っかかっています。

野崎には、まだ明かされていない別の目的があるように思えてなりません。

野崎は本当に裏切った?電話だけではまだ断定できない

13話では、教習所への電話だけでなく、野崎の怪しい行動が次々と明らかになりました。

バンコクへ向かうと言いながら偽造パスポートでイスラエルへ

新庄確保作戦の前、野崎は乃木に、

「俺もバンコクに明日の夜には到着する」

と伝えていました。

ところが実際にはバンコクへ向かわず、偽造パスポートを使って一人でイスラエルへ向かっていたことが判明。

乃木に行き先を偽り、公安にも知られないように行動しているように見えます。

これだけ見ると、確かに野崎が何かを隠しているのは間違いなさそうです。

怪しい行動は多いけれど目的はまだ分からない

ただ、

  • クーダン国立飛行訓練所への電話
  • 東条による茨城空港の映像操作
  • 乃木に新庄の情報を伝えなかったこと
  • バンコクではなくイスラエルへ向かったこと

これらがすべて「野崎が別班を裏切ったから」と考えると、まだ説明できない部分も多いです。

特に、新庄が別班員拉致の犯人ではなかったことを考えると、野崎が乃木を新庄から遠ざけようとした理由がまだ見えません。

13話では野崎をかなり怪しく見せていますが、「怪しい=別班員拉致事件の黒幕」とまではまだ言えないと思っています。

まとめ|野崎の電話で一番怪しいのは「知っていたのに伝えなかった」こと

VIVANT13話で判明した、野崎からクーダン国立飛行訓練所への電話。

野崎はもともと、新庄がアリへの潜入捜査のためにプライベートジェットの教習所へ通っていたことは知っていました。

ただし、新庄からは途中で辞めたと報告を受けています。

そのため私は、野崎が新庄の逃亡を追う中で「本当にあのとき辞めたのか?」と気になり、教習所へ電話したのではないかと考えています。

そして、そこで新庄が実は教習所へ通い続け、免許まで取得していたことを知ったのではないでしょうか。

ただ、一番怪しいのは電話をしたことそのものではありません。

乃木より先に新庄のプライベートジェット逃亡に気づいていた可能性があるのに、その情報を乃木へ伝えなかったこと。

さらに野崎のもとで動く東条は茨城空港の映像を操作し、乃木たちをウラジオストクへ誘導していました。

野崎は新庄を乃木より先に確保したかったのか。

それとも、新庄にたどり着かせたくない別の理由があったのか。

そして、なぜ偽造パスポートまで使ってイスラエルへ向かったのか。

ここまで見てもまだ野崎の目的は分かりません。

むしろ13話を何度も見返すほど、単純な「野崎=裏切り者」では説明できないような気がしてきました。

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