2020年12月期のドラマ『危険なビーナス』の最終回。
ドラマ『危険なビーナス』は途中まで原作と違うオリジナルストーリーがたくさん盛り込まれていましたが、後半は軌道修正されてかなり原作に近い結末でしたね!
最終回でいろいろな謎が一気に解決した中、祥子の母親の死因については結局明かされず、気になった人も多いようでした。
この記事では危険なビーナス最終回|祥子の母親を殺したのは誰?原作ネタバレ!についてまとめていきます!
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危険なビーナス最終回|祥子の母親を殺したのは誰?原作ネタバレ!
ドラマ『危険なビーナス』では、祥子が「私の母親を殺したのは佐代」と何度も疑うシーンがありました。
最終回でも、牧雄が後天性サヴァン症候群の研究記録が見つかったと嘘をつき、それを勇磨に渡す代わりに「佐代が母を殺したのか言いなさい」と佐代にナイフを突き立ててまで泣き叫ぶ祥子の姿が。
さらに疑いの目は波恵さんにまで・・・
ここまで何度も大きく取り上げられたら、祥子の母親を殺した犯人は誰なのか?気になって当然ですよね。
では、原作はどうなっているのでしょうか?
原作の『危険なビーナス』では、牧雄と祥子の母親が亡くなっていることについて、そもそもそんなに触れられていません。
祥子の母親についての描写については、矢神家の遺産を親族が確認しているときに少しだけありました。
遺産の中にアンティーク時計のコレクションを見つけた佐代は、
「これはヨーロッパ旅行に行ったとき、康之介が自分で買ったもの」
と説明する。
すると祥子が
「お父さんがヨーロッパ旅行に行ったのは、お母さんが病気で寝たきりになっている時だったわ」
と佐代を睨みつける。
祥子が佐代を睨みつけたのも、死因について疑っているわけではなく、母親が病気のときに、父親が愛人とヨーロッパ旅行に行ったことについて「あの時あなたも一緒だったのね」という嫌悪感を示すものでした。
原作では、祥子の母親は病死で、それを疑う者はいない
原作には、祥子が佐代を母親殺しの犯人として疑うシーンや設定は存在しないのです!
そもそも祥子が母親の死因を他殺と疑う設定すらありません。
危険なビーナス最終回|祥子の母親の他殺説はなぜ浮上した?
ではなぜ、ドラマではあんなにも祥子が佐代を母親殺しの犯人として疑うシーンが出て来たのでしょうか?
その理由は、おそらく『危険なビーナス』の最大の難関である、矢神家の相関図を分かりやすくするためと思われます!
ドラマ『危険なビーナス』は4話くらいまではオリジナルストーリーばかりで物語の核心からどんどん離れていき、「つまらない」「面白くない」という声や感想がたくさん挙がっていました。
しかし、5話から一気に原作通りの流れに!
オリジナルも少しは盛り込まれているものの、流れや犯人は原作通りで途中から面白くなってきましたよね!
振り返ってみると、無駄だなぁと思っていた4話までのオリジナルストーリーは、親族相関図を覚えやすくするため、親族の一人ひとりにフォーカスした内容になっていたのかな?と感じています!
(それでも百合華の友達が楓を突き落とすとか、さすがにいらないシーンもありましたが・・・(笑))
祥子が佐代をいつまでも疑っていたのも、祥子と牧雄は矢神家の本妻の子供で、佐代は愛人で勇磨はその息子で・・・という相関図を何度も視聴者にリマインドさせるためだったと考察しています。
このシーンがなかったら、きっと最後まであれ?佐代って誰だっけ?とか思ってたと思うんですよね。
でも実際は、祥子の母親の死因は『危険なビーナス』の物語にとって重要ではないため、最終回でも回収されずに終わったのではないでしょうか。
危険なビーナス最終回|祥子の母親を殺したのは誰?まとめ
今回は危険なビーナス最終回|祥子の母親を殺したのは誰?原作ネタバレ!についてまとめました。
- 祥子の母親の死因→原作では「病死」!
最後までお読みいただきありがとうございました!